- ノマドワーカーとしてFIREを達成するのにはいくら必要なんだろう?
- サイドFIREとか聞くけど普通のFIREと違いはあるの?
- FIREについて勉強できる本ってあるの?
ノマドワーカーとして労働に縛られず、世界中を旅しながら気ままに過ごす生き方には誰もが憧れるのではないでしょうか。
でもそれにはやっぱりお金が必要。
自由な生活を送るためには一体どれだけの資産が必要になるのか気になりますよね。
本記事では労働に縛られずに生きるFIREを達成しながらノマドライフを送るためにはいくら資産が必要なのかを紹介します。
もしまだあなたがFIREのことをご存知なければ先にこちらの記事をご覧ください。
FIREで究極のノマドライフを目指したい!
ノマドワーカーがFIRE達成までに必要な総資産額
ノマドワーカーのように自由な生活を送るには一体どれだけの資産が必要なのか気になりますよね。
必要な資産額は生活するうえでの必要な支出額が分かれば算出できます。
気になる必要な総資産額の求め方を解説します。
25年分の生活費が必要
FIRE達成には「年間支出の25年分の資産」が必要です。
算出方法は以下のステップで割り出すことができます。
仮に毎月の支出額が20万円の生活を送る人の場合は以下の通りです。
STEP①:年間支出額を算出する
(年間支出額)20万円 x 12ヵ月=240万円
STEP②:FIREに必要な資産総額を算出する
(FIREに必要な資産額)240万円 x 25年分=6,000万円
STEP③:資産所得で必要な年利を算出する
(年利の算出方法)240万円 ÷ 6,000万円 x 100=4%
上記の計算で求めることができます。
もちろんガッツリ働いて稼いだお金で労働を卒業したノマドワーカーもいますが、資産運用でお金を増やして早期にリタイアするFIREが最近のトレンド。
この計算ができればあと何年労働が必要になるかが分かります。
生活費とゆとり費
FIREまでの必要資産額を求めるには年間支出額を知る必要がありますが、次の2つに大きく分けることができます。
- 生活費
- ゆとり費
生活費は「衣食住などの生活を送るのに最低限必要な支出」、それに対してゆとり費は「なくても生きられるがあると豊かになれる支出」に分けられます。
質素倹約な生活を心掛ければ生活費だけが必要ですので、「ゆとり費をどれだけ減らせるか」が重要です。
目指すFIREのタイプで必要な資産額は変わる
実はFIREには4つのタイプがあるということをご存知でしょうか。
FIREのタイプによって支出額が変わり、それに伴ってFIREまでに必要な総資産額も変わります。
それぞれのFIREのタイプは将来あなたがどういう風に生きていきたいか、目指す方向性によって変わるのです。
まずは何よりも「あなた自身がどう生きたいか」を考えてみましょう。
「人生の羅針盤(価値観マップ)」を作れば、人生の目的地が見えてきますよ!
ノマドワーカーが参考にしたいFIREの4タイプ
FIREは次の4タイプがあります。
- Fat FIRE (ファットファイア)
- Lean FIRE (リーンファイア)
- Side FIRE (サイドファイア)
- Barista FIRE (バリスタファイア)
何となく名前だけでイメージができるのではないでしょうか。
それぞれ何が違うのかを紹介します。
Fat FIRE (ファットファイア)
Fat FIREは生活費もゆとり費も全て資産所得だけで補う一番費用がかかるFIREのタイプです。
“Fat”は「太った」や「豊かな」といった意味
ゆとり費までも資産所得で補うので当然必要な資産も多額になります。
4つの中では一番ハードルが高いFIREのタイプです。
Fat FIREに向いている人
- 将来自由気ままに豪華な生活を送りたい人
- 我慢するのが苦手な人
- シンプルにお金持ちになりたい人
Lean FIRE (リーンファイア)
Lean FIREは「ゆとり費は要らない」というスタンスで生活費だけ資産所得で補うFIREのタイプです。
”Lean”は「無駄がない」や「引き締まった」などの意味
Lean FIREをする人は生活費の水準もかなり低く、お金をほとんど使いません。
Lean FIREを達成できる人は「究極のミニマリスト」とも言えますね。
Lean FIREに向いている人
- ミニマリスト
- 必要最低限の暮らしで十分満足な生活が送れる人
- 欲がない人
Side FIRE (サイドファイア)
Side FIREは生活費を資産所得で補いながら自分の好きな仕事をするFIREのタイプです。
Fat FIREやLean FIREは「全く働かなくてもいい」という人が目指す姿ですが、「仕事したくて仕方がない」とか「個人事業主としていろいろやりたい」ということが明確にある人には理想的です。
生活費は資産所得で支えられるので、自分のやりたいことに全力で挑戦できる魅力があります。
Side FIREに向いている人
- やりたい仕事、やりたいことが明確にある人
- 個人事業主として事業をしたい人
- 労働に拘束されるのは嫌だけど自分の意志で働けるならそうしたい人
Barista FIRE (バリスタファイア)
Barista FIREはSide FIREと同様に生活費を既に資産所得で補えるようになっていますが、企業に雇用されながら勤務日や勤務時間を減らしながら仕事を続けるタイプのFIREです。
Side FIREと似ていますが、会社員を続けたい人はこのタイプを目指すことになります。
Barista FIREはアメリカで誕生しました。その背景にはアメリカの高額な社会保険料があります。会社員であれば福利厚生で保険に加入できるので、このFIREタイプを選ぶ人もいます
昨今企業でも子育てなどの環境を整える目的で、単日数や短時間勤務の雇用形態を認める会社も増えてきました。
Barista FIREは時代の流れの中で生まれてきたFIREのタイプと言えます。
Barista FIREに向いている人
- 会社員として社会保険の恩恵を受けたい人
- 短時間だけなら会社員を続けてもいいと思う人
ノマドワーカーなら読んでおきたいFIRE関連本3選
4つのFIREを達成するにはどのタイプにしても資産形成が必要になります。
企業の給料がなかなか上がらない日本では労働収入だけでFIREを達成するのはかなり難しいです。
実際にFIREを達成した人たちがどのようにして資産形成をしてきたのかが学べる本を紹介します。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
1冊目は著者:穂高 唯希さんの「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の配当・増配株式投資法」です。
日本におけるFIREの先駆者となった三菱サラリーマンこと穂高さん。
FIRE達成のための資産形成術や投資戦略が優しく書かれている本です。
数少ない日本人FIRE達成者としてすごくわかりやすい内容の本ですので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
三菱サラリーマンさんはブログも書いています!
FIRE 最強の早期リタイア術
2冊目は著者:クリスティー・シェンさんの「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」です。
著者のクリスティーさんはカナダ・トロント出身の女性。
エンジニアとして働いていたそうですが、2015年に当時31歳でFIREを達成したそうです。
この本を書いてFIREという概念を世界に広げた人でもあります。
現在は旦那さんと世界中を旅しているそうなので、旅行系ノマドワーカーは必見です。
漫画 バビロン大富豪の教え
3冊目は直接FIREと関係する本ではありませんが、お金にかかわる本質的な内容が学べるので紹介します。
著者:大橋 弘祐さんの「漫画 バビロン大富豪の教え」です。
金融の起源と言われている古代バビロニアから伝わる「人類不変の知恵」が学べる本。
ストーリー形式の漫画でとても読みやすい構成となっていますので、お金の教養本として必ず読んでおきたい一冊です。
【まとめ】FIREを達成して自由なノマドワーカーライフを目指そう!
ノマドワーカーとしてFIREに必要な資産額とFIREの4タイプについて解説しました。
あなた自身が目指したい生き方によって必要な資産額もFIREのタイプも変わります。
そしてFIRE達成のためにはお金に関しての知識も必要です。
- 価値観マップを作って人生のゴールを決める
- 必要な総資産額を求める
- お金の勉強をしながら資産を増やす
上記ステップを一つひとつ実践していけばあなたもFIREを達成できますので、ぜひ実践してください!